つけペンといえば、ガラスペンやGペンといったものが代表的ですが、ステンレスをガラスペンのように加工して作ったつけペン「ドリログ」はご存知でしょうか?
私もYouTubeの代官山 蔦屋書店文具チャンネルさんの動画を見て初めて知りました。
動画はこちらです。 → https://youtu.be/g52O5EtnUVA
DRILLOG(ドリログ)とは
ドリログは、有限会社シオンが運営している筆記具ブランドです。
字幅の異なるラインナップされているペン先とデザイン性の高いペン軸が揃っています。
ペン先
ペン先は、細字の字幅0.5mmと中字の字幅0.8mmが揃っています。ペン先には航空機品質の精密さで溝加工がされています。ペン先の先端から軸への溝は隣の溝とも繋がるように加工されており、インクも多く保持できる構造となっています。
ペン先には特殊なプラズマ処理がされており、インクが溝にしっかりと濡れ上がるようになっています。
筆記する際には、一定量のインクが供給され安定した線を書くことができます。
ペン軸
ペン軸は全てアルミニウムの加工でできています。
ペン軸はキャップが付属していますが、筆記する際にキャップは軸に取り付けることはできません。普段、万年筆を使う際にキャップを軸に取り付けて筆記している方は、慣れが必要になります。
なぜこのような構造としているかを聞いてみたところ、以下の回答をいただきました。
軸にキャップをつけるようにするためには、軸にネジをつける必要があるが、ネジをつけると見た目が悪くなる。ペンは書く時間よりも書かない時間の方が圧倒的に長いので、書かない時間の外観を優先して、このデザインにした。
確かになと納得しました!
筆記する際に持ちやすいペン軸の長さは、保管の際にはキャップをつけるため、若干長くなってしまいます。
この他にも、複数のペン軸のラインナップがあり、更に対面販売を実施するイベントでは特別なデザインのペン軸も限定で用意されることがあります。
詳細は、公式のHP、Twitterで確認できます。
HP https://drillog.jp/products/
Twitter https://twitter.com/info_drillog
残念な点
最後に、個人的に残念だと感じる点もご紹介したいと思います。
価格が高い
ドリログはペン先とペン軸別売となっており、それぞれ1万円以上の価格設定となっています。
ペン先とペン軸が揃っていないと使えないことを考えると、高価だと感じます。
ペン先とペン軸は、全て共通仕様となっているため、どのペン軸にもペン先を取り付けることが可能です。複数のペン先を同じペン軸で使うこともできるようになっています。
それでも、精密な金属加工がされていますので、この価格に見合うものに仕上がっています。
修理できない
公式のHPにも記載されていることですが、交換・修理はできないようです。
お手入れ方法は公開されており、それでも筆記できない場合は問い合わせするようにと紹介されています。
※交換・修理は受け付けておりません。
https://drillog.jp/products/drillog/
取り扱い店舗・試筆機会が限られている
2021年12月12日現在、取扱店舗は、6都府県の9店舗です。いくつかのペンショーで試筆・対面販売を実施していましたが、実際に試せる機会は限られています。
今後、取扱店舗が拡大すると嬉しいですね。
残念な点も敢えてあげてみましたが、ドリログはとても完成度の高い使い心地の良いつけペンです。
気になった方は、ドリログHPまたは、取扱店舗をご確認いただき是非手に取ってみてください。
ドリログ HP https://drillog.jp
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