初めて購入する方にオススメしたい 付属インクのバリエーションが豊富な激安万年筆《プレピー》とお手頃価格だけど本格的な万年筆《プロフィットJr.》

万年筆

万年筆に興味があるけど、高価なものだし、扱い方が悪かったら使えなくなってしまうので手が出せない、といった悩みをお持ちの方へ 初めての万年筆に最適な、お手頃価格だけど本格的な万年筆をご紹介したいと思います。

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選んだ条件について

まず、初めて購入する方向けということで、以下の2つの条件の中で価格が安くオススメできるもの選んでみました。

  • ペン先はスチール製
  • カートリッジインク対応

万年筆はペン先が命です。金のペン先とスチールのペン先と大きく2つに分けられます。材質の違いは価格にも反映されますが、書き心地にも違いが出ます。

万年筆と聞いてイメージされるのは、金のペン先を採用したものではないかと思います。金は柔らかい金属のため、滑らかに筆記できることが特徴ですが、高価なため低価格帯のペンにはまず採用されていません。

一方、スチールのペン先は、コストが低く抑えられるため幅広い価格帯のペンに採用されています。書き心地は金のペン先と比較すると硬いです。
シャープペンシルやボールペンでの筆記に慣れている方にとっては、スチールのペン先の万年筆を選ぶことをオススメします。ペン先が硬く筆圧が強くても使うことができます。

インクについても、低価格帯の万年筆は手軽に使えることを前提としていることもあり、カートリッジに対応しているものが多いです。ボトルインクの方がコスパは良いのですが、初めて購入する万年筆はよほどボトルインクへのこだわりがない場合は、カートリッジインクで使ってみることをオススメします。

オススメ万年筆 2選

それでは、オススメしたい万年筆を2つご紹介します。

プラチナ プレピー

プレピー | プラチナ万年筆
左から preppy ブルー(中字)、イエロー(中字)、パープル(細字)、ブルー(細字) 一番右側が新しいモデル

低価格なのに高機能

プレピーはまず何といっても、安さが魅力です。字幅により違いますが、300〜400円(税別)の衝撃的な価格です。

安いのに、本格的な万年筆です。「スリップシール構造」のキャップが採用されていて、定期的に使用しなくても6ヶ月もの間インクが乾かない、機能的な構造になっています。

カラーによりラインナップが異なりますが、字幅も選べるようになっています。

ボディカラーに合わせた付属インク

私自身は、この点が最も評価するポイントです。

プレピーは7色のボディカラー展開ですが、そのボディカラーに合わせたカートリッジインクが付属しています。多くの万年筆でカートリッジインクが付属していますが、定番カラー以外のカートリッジが付属しているのは非常に珍しいと思います。

万年筆の魅力の一つに、豊富なインクの種類が選べることがあります。せっかく多くのインクの種類があるので様々な色のインクを使ってみるのが楽しいです。

使いたいボディカラーとインクの色、それぞれ1色ずつ購入しても1,000円しません。

コンバータにも対応しているので、他のインクも使用可能です。

新しいモデルはボディに色が付いていますが、ボディがクリアでインクを楽しめるタイプもあります。

セーラー プロフィットJr.

プロフィットJr. 万年筆
下からプロフィット junior-s グリーン、プロフィット ジュニア クロガネ(ゴールドトリムとブラックトリム)

私の保有しているプロフィットJr.は限定のモデルです。スケルトン仕様や金具が特別な仕様なところが気に入っています。

本格的な仕様でコスパは高め

2つ目は、プレピーよりも価格は上がる2,000円(税別)ですが、こちらも優れた本格的な万年筆です。

低価格帯の万年筆は、嵌合式(パッチン式)のキャップが多いのですが、プロフィットJr.はスクリュー式のキャップを採用しており、インクの乾きが抑えられます。

初めて万年筆を購入し、毎日使おうと心に決めていても、習慣化していないと使わない日が続いてしまうこともあります。インクの乾きを少しでも抑えてくれる構造だと、安心して選ぶことができるのではないでしょうか?

カラーバリエーションも多く、高級感のある堅い印象のものから、カラフルなボディカラーやスケルトンタイプまであります。さらに定期的に限定デザインも発表されています。

もちろんプロフィットJr.もコンバータに対応しています。セーラーはコンバータもカラーバリエーション豊富で、特にクリア系の軸では、コンバータやインクが透けて見えるので、軸・インク・コンバータの組合せを考えてみるのも面白いと思います。

番外編

いかがでしょうか?初めて購入する方に向けて、私が個人的に特にオススメしたい万年筆 2つを挙げてみました。

さて、他にも初めて購入される方向けの万年筆はあります。もちろん素晴らしい製品だと思うので、番外編として、オススメとしなかった理由と合わせて2つご紹介したいと思います。

ラミー サファリ

safari オールブラック、下側のカラー名は失念しました。

非常に人気のあるドイツのメーカーのモデルです。同じデザインで、ボールペンやローラーボールのラインナップも揃っており、見たことがあるという方は多いと思います。

カラーもポップなものから、落ち着いた大人が使っても違和感のないものまでラインナップが豊富です。

オススメしたいポイントは多いですが、価格が4,000円(税別)と最初の1本としてはハードルが高めの印象です。

スチール製のペン先で価格は多少高くなっても構わない場合は、候補になる万年筆です。

パイロット カクノ

カクノ | 製品情報 | PILOT
はじめての万年筆が、愛着のあるペンになる。シンプルで使いやすい万年筆、カクノ。

最後になりますが、初心者向け万年筆として定番中の定番、カクノです。

私自身が使ったことがないため、自身を持ってオススメできないということが最も大きい理由です。

なぜ購入していないかというと、デザインに引っかかっている部分があるからです。
とても個人的な好みになりますが、クリップがついていないデザインであることが理由です。キャップは六角形でクリップがなくても転がる心配はありませんが、クリップがついていることが万年筆らしいデザインと感じるため、今回はオススメではなく番外編としました。

また、キャップが嵌合式かつ通気用の穴が空いているため、インクの乾きが心配されます。

ただ、カラーも字幅も豊富で、インクが見えるクリアタイプも揃っています。さらにコンバータにも対応していて、1,000円(税別)〜と初めて購入するには非常に良い万年筆と言えます。

この他にも初めて購入する方向け、1,000円以内で買える万年筆は数多くあります。デザインも含め是非お気に入りの1本を見つけ、使ってみていただきたいです。

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