職域接種体験記 (モデルナワクチンの副反応の一例 30代女性・1回目)

日常生活
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皆さんは、もうワクチン接種の予約や接種はされていますか?

勤務先の事業所でワクチンの職域接種が実施され、先日私も接種を受けてきました。

もちろん接種は希望者のみです。ただ、ワクチン接種率を上げるためになのか、受けるようにと推奨されました。

メリットとデメリットがあることは承知で、私は接種を受けることに決めました。

接種の流れと副反応について、限られた事例ですが、これから接種するという方・接種を迷っている方の参考になれば幸いです。

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ワクチンについて

職域接種に割り当てられているのは、モデルナ社のワクチンです。

mRNA(メッセンジャーRNA)タイプのワクチンで、このワクチンを腕に筋肉注射します。

ファイザー社のワクチンと近い仕様ですが、保管に超低温の冷凍庫は不要で希釈せずに使用できます。

モデルナワクチンも2回接種により免疫を獲得できますが、4週間の間隔を空けて2回接種します。

1回目と2回目は同じワクチンを接種するため、住んでいる地域での接種を選択した場合は2回ともファイザーのワクチンを接種することになります。

ワクチン接種

さて、早速ワクチン接種についてご紹介いたします。

職域接種でも他の接種会場等と同じと思います。指定の時間に会場へ行き接種を受けることになります。

このとき、予診票と接種券が必要です。自治体から接種券が届いていない場合は、なくても接種できます。接種券は届いたら持参するようにとのことです。今回まだ届いていなかった場合でも、おそらく2回目の接種時は届いているのではないでしょうか。

会場での流れは、必要書類の確認、医師の問診の後に、ワクチン接種、その後15分の待機、最後に接種記録を記入して終了となります。

書類の確認は、予診票に必要事項が記入されているかの確認です。また、体温を測定するので、体温を記入します。

接種前の問診では、当日の体調や既往症の有無、服用している薬の確認、そして接種希望の最終確認があります。ここで、医師から接種見送りの判断があった場合には、その日はワクチン接種はできません。

そして、医師から接種可能の判断がされると、いよいよ接種になります。

今回のワクチンは筋肉注射なので、腕に注射すると言ってもかなり高い位置になります。脇よりも高い位置で、肩と表現したくなる場所に針を刺します。

ちなみに、針を刺す前には、「今から刺しまーす。」

針を刺した時には、「腕が痺れる感覚はないですか?」、「では入れまーす」

と状況をしっかり説明してくれちゃいますので、針が刺さる時やワクチンが体内に入ってくるのは感覚でわかります。

ワクチン接種の注射器の針は採血で使用するものよりも細いので、痛みは少ないはずです。チクッとする痛みはありましたが、針の痛みすら感じない人もいるようです。

ワクチンの接種が終わると、会場内の待機場所で15分待機します。医師に指示された場合は指示の時間待機することになります。接種直後にアナフィラキシー反応等の体調不良がなければ、待機時間が経過したら、接種後の書類確認をして終了になります。

接種後の副反応について

副反応については、人それぞれ違う症状だと思いますが、私の場合と周囲から聞いた症状をご紹介します。

まず私の症状になります。

接種当日の副反応

ワクチン接種の直後から、注射した左腕に力が入りませんでした。他の予防接種や採血をした直後にも似た症状になることはあります。血の気が引く、といったイメージです。

ただ今回は、力が入らない状態がずっと続きました。左腕だけものすごい疲労している状態で、左腕だけだるいのです。左腕は少し浮腫んでいましたが、その他は特に普段と変わりませんでした。

午後にワクチン接種を行い、そのまま通常通りの勤務を続け、帰宅後は湯船につかることは控えてシャワーで済ませました。

夜の11時頃になって、腕が痛くなってきました。肩を動かすと筋肉痛のような痛みがあり、左手で頭を触れない程、腕が上がらなくなってきました。

注射した付近、腕の後ろ側が痛みます。仰向けになると、痛みのある部分に体重がかかるのでこのまま寝るのは不安になります。右腕が下になるように横向きになるのも、左腕が動き痛みます。そこで、左肩にタオルを引き少し高くして仰向けで寝ることにしました。ただの仰向けよりは、安心して眠ることができました。

接種翌日の副反応

翌日はより痛みが増しました。肩から肘までを動かすと痛みがあります。肘を体から離す動作、腕を捻る動作をすると痛みを感じます。肘から先だけを動かす分には問題ありません。

困ったことは、まず着替えが辛いです。上半身も下半身も肘を体から離さずに着替えることは難しいので、痛みを我慢して着替えます。

また、左脇で体温測定する時にも痛みがありました。

痛みは、朝よりも昼、昼よりも夕方と強くなり、痛みが出ない腕の可動範囲も狭まっていきました。首の近くにまで痛みが広がります。

夜になると、多少は落ち着いてきた気がしましたが、それでもまだ痛みは残っているという状態でした。

接種翌々日の副反応

接種翌々日には生活に支障のないレベルにまで落ち着きました。

次に発熱について。これは、心配していたほどは上がりませんでした。

ワクチン接種直前の体温が36.2℃、接種翌日の朝は36.5℃でした。接種翌日のお昼には37.0℃まで一時的に上がりましたが、その後は36℃台に下がりました。

同僚から聞いた副反応

さて、次は周囲の人に聞いた副反応です。

全く何ともないという人ももちろんいました。ただ、やはり翌日、翌々日には何かしらの反応があったという人が多いです。

聞いた範囲での副反応はこのようなものです。

  • 腕が上がらない
  • 腕が張っている
  • 高熱が出る
  • 微熱が出る
  • 眠くなる
  • 注射した部分が痛む
  • 頭痛
  • 腰痛

報道されている内容と一致しています。年齢や性別によらず似たような反応が起きているようです。

ただ、私の周りには注射箇所に痒みが出たという方はいませんでした。

女性の方が副反応が出やすいとの情報もありますが、全員同じ量の0.5mLを接種しているので、体の小さい女性の方が、効きすぎてしまうのではないかと個人的には考えていました。しかし、若くて小柄な女性でも全然なんともなかったという人もいますし、個人差としか言いようがありません。

複数の方に副反応について聞いてみたところ、私に出た副反応である腕の痛みは、比較的強い反応だったように思います。筋肉痛に近い痛みだったため、日々の運動不足が原因ではないかと疑っています。

接種 1週間後程度の副反応について

接種から1週間以上経過後に副反応が出る場合もあるとのことなので、経過観察を続けました。

発熱

まず、発熱について。

接種の翌日に37.0℃の微熱がありましたが、以降はずっと平熱です。

体温は多少の上下はありましたが、これは女性として通常の変動の範囲内です。

痛み

次に痛みについて。

副反応として接種の翌日と翌々日には、肩から肘を動かすと筋肉痛に似た痛みがありました。私の場合は、腕だけでなく肩甲骨周り、脇、肩、首といった注射した部分の近く(主に体の後ろ側)に張りがあり、痛みが出ました。注射した部分の見た目は全く変化はありませんでしたし、痒みもありませんでした。

さすがに接種3日後からは、痛みは気にならなくなくなりましたが、接種後2週間ほどは何となく違和感がありました。肘を曲げて5kg程の物を持った後や、少し疲労を感じるくらいに腕を動かすと、上腕に部分的に痛みを感じました。

通勤時はリュックを使っていますが、肩に負担がかかっているためか、リュックを下ろした時にも似たように腕が痛みました。感覚としては痛みになると思うのですが、一瞬だけピリッとする痺れているような気がしました。

これは断続的に感じるわけではなく、腕を動かした時だけに感じるものでした。

筋肉痛に似た痛みなので日々の運動や筋力が関係している可能性はあるのかなと思います。私は完全に運動不足で、ここ1年以上の自粛生活で筋肉は衰えています。筋肉痛からの回復が遅いのと、副反応が長引くことに相関関係があれば、違和感が1週間以上あったのは納得できます。

単純に腕の痛みを無意識にかばって、疲労がたまっていただけかもしれませんが、わかりません。

接種時の勤務に関して

私の勤務先では有難いことに、接種後の副反応が出ることを想定して、当日と接種翌日はみなし勤務が認められていました。このご時世で在宅勤務の導入がされていることもあり、接種翌日が平日の場合は、在宅勤務で対応している方がほとんどでした。

利き腕が使えれば、PC作業は何とかできますが、腕の痛みがある中での業務は普段よりも効率が悪く、みなし勤務を利用して、休憩を多めにとることになります。

2回目の接種の場合にも、同様の勤務が認められるので、体調みながらの判断になることと思います。

2回目まで接種を終え、14日経過後には90%以上の確率で免疫を獲得できるため、副反応はあってもメリットは大きいと思います。

長期的な意味での影響は未知数ですが、私は受ける判断をしました。

モデルナ社製のワクチンは4週間の間隔を空けて2回目の接種を行います。7月上旬に1回目の接種を行ったので、8月上旬に2回目の接種を行う予定となっています。

幸い1回目の接種でアレルギー反応等は出なかったので、2回目の接種を受けられそうです。接種の当日に体調不良にならないよう、気をつけて過ごしたいと思います。

1回目の接種よりも2回目の接種後の方が副反応が出やすいと言われているので、1回目よりも強い痛み、高熱が出てしまうかもしれません。

1回目の副反応が想像よりも強い反応だったので、不安に感じる面もありますが、自由な日常を取り戻すための一歩として受けてこようと思います。

2回目の接種時にも、副反応の有無やその症状について、記録できればと思います。

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