万年筆のインク、使いたいけど余ってしまっている方はいませんか?そこで、万年筆以外でインクを使えるペンについて、ご紹介したいと思います。
- 万年筆のインクだけを持っているという方
- 万年筆やガラスペンとインクのセットを買った or もらった
そんな方に向けた内容です。
インクだけを買ってもっているという方は少ないと思いますが、万年筆やガラスペンとセットで購入したりプレゼントしてもらったりして、インクを持っているという方も多いのではないでしょうか?
また、違う色を試したくて別のインクを購入することもあると思います。
万年筆はインクをペンに入れてしまうと定期的にメンテナンスが必要で普段使わない人にとっては手間になります。
異なる色を入れるための万年筆を用意するのは、手間が増えてしまいます。また、同じ万年筆を使い回すにしても、インクの入っているペンはすぐに他のインクに変更することは難しいです。
そんな時には、万年筆以外のペンを使うことを検討してみてはいかがでしょうか?私のオススメしたいのはこの2つです。
ガラスペン
まず、ガラスペンです。皆さんご存知でしょうか?
最近ではよく見かけるようになったと思います。筆記具としてだけでなく、デザイン性の高いガラスペンも多くあります。
ガラスペンは使用後、水で洗浄し、乾燥させるだけのお手入れの手間がグッと少なくなります。ペン先には溝があるので、複雑な構造ではありますが、水性のインクは簡単に落とすことができます。
ラメ入りインクや乾燥しやすい蛍光色のインクであっても、詰まることを気にせずに使用できるメリットがあります。
ガラスペンとは、つけペンの一種で、ガラス製のペンである。1902年に日本の風鈴職人である佐々木定次郎によって考案された[1]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ガラスペン
毛細管現象を利用した筆記具である。筆の穂先状のガラスの側面に溝があり、そこにインクを補充することでかなりの長さの筆記ができる。金属ペンとは異なり、あらゆる方向にペン先が走り、墨汁が利用できる等の利点がある。かつては事務用として重宝されたが、ボールペン等の登場により、現在ではほとんど利用されていない。ペン軸への接続はネジ込み式になっており、専用のペン軸が必要。
1989年に、ペン軸からペン先まで全てガラスで出来た、一体型のガラスペンが作られた(特に「ひねりガラスペン」と呼ばれる)。見た目が美しく、工芸品としても評価されている。
ローラーボール
もう一つは、ローラーボールです。ローラーボールは定義が難しいのですが、水性インクを使用しているボールペンと認識しています。
このローラーボール、カートリッジインクが使える仕様のものもあるんです。万年筆の管理が手間だという方にはこちらも手間かもしれませんが、ボールペンのように普段使いができ、価格が安価なものが多いため、気軽に使えると思います。
ペン先がデリケートな万年筆と違い、ローラーボールはインク漏れを気にする必要があること以外は普通のボールペンと同じように使用できます。
油性やゲルインクのボールペンよりも滑らかに書くことができるので、仕事のメモに使っています。
好きな色のインクを使い、少し太めの字幅で書くと、大したことのないメモも気分よく取ることができています。
ローラーボール(英: rollerball)またはローラーボールペン(英: rollerball pen)は、ボールペンのうち、水性インクを使うものを指す。水性ボールペンともいう。一般的に、油性ボールペンよりも、弱い筆圧で書くことができ、よりくっきりした線を出せる。インクが水性なのでにじみやすい。万年筆よりインクづまりなどのトラブルが少ない。線の強弱は万年筆の方がデリケートに表現できる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ローラーボール
この他に、ガラスペンと似ていますが漫画を描く時に使うGペンもインクをつけて使うことができます。ただ、ガラスペンよりもインクをペン先に保持できないので、一度に書ける量が少ないです。
今回のテーマに反してしまいますが、万年筆もつけペンのように使うことができます。ペン先をインクに浸すことで書くことができます。
万年筆を購入する際に試し書きする場合にも、この方法で店員さんが準備してくれるはずです。ただこの場合は使用したら、ペン先の洗浄は行う必要があるので、手間がかかるという面ではデメリットになります。
インクは色も種類も豊富で、ボトルインクであればコスパもよく使ってみたいインクが見つかると思います。
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